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2011年4月14日 (木)

水道水中の放射性物質など 11.03.22~ /福島第一原発の20km以遠の積算線量など

■WHO飲料水水質ガイドライン第3版(第1巻)
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf
http://www.niph.go.jp/soshiki/suido/shinchaku.html

【WHO飲料水水質ガイドライン第3版(第1巻),p.204】
9.4     溶存放射性核種の監視と評価
9.4.1      飲料水供給のスクリーニング
個々の放射性核種を同定し、その濃度を測定するプロセスでは、高度で高価な分析が求めら
れるが、このような分析は、ほとんどの状況においては放射性核種の濃度が非常に低いので、通常は正当化されるものではない。より実際的なアプローチは、特定の放射性核種を同定することは考えないで、アルファ(α)およびベータ(β)放射線の形で存在する全放射能をまず測定する、スクリーニング手順を用いることである。
それ以下であればさらに対策を取る必要がない飲料水のスクリーニングレベルは、全α放射能0.5Bq/Lおよび全β放射能1Bq/Lである。全β放射能のスクリーニングレベルは、本ガイドラインの第2版で公表されたもので、最悪(ラジウム-222)の場合にはガイダンスRDL 0.1mSv/年に近い線量となる。全α放射能のスクリーニングレベルは0.5Bq/L(以前の0.1Bq/Lに代えて)で、これは、この放射能濃度が、放射性核種ごとのガイダンスRDLにより近い値を反映しているからである。

■福島県における水道水中の放射性物質の検出について(3月22日)(報道関係者各位)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015uci.html

■福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について(各都道府県水道行政担当部(局)長 殿)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-img/2r98520000015k18.pdf
【本通知の参考を記載】
(参考1)原子力安全委員会が定めた飲食物制限に関する指標値
放射性ヨウ素(飲料水) 300Bq(ベクレル)/kg
放射性セシウム(飲料水) 200Bq/kg

(参考2)「飲食物摂取制限に関する指標」の考え方
原子力安全委員会により、ICRPが勧告した放射線防護の基準(放射線セシウムは実効線量5ミリシーベルト/年、放射線ヨウ素は実効線量50ミリシーベルト/年)を基に、我が国の食品の摂取量等を考慮して食品のカテゴリー毎(飲料水、食品等)に定められている。

■東京都報道発表資料 [2011年3月掲載]
第11報
水道水の放射能の測定結果について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3i200.htm2011/03/22 19:59 

■巨大地震と原発事故から11日経過,水道水,海水,河川中の放射能の測定結果が公表された.
▼環境放射線等モニタリングデータ公開システム
http://housyasen.taiki.go.jp/
http://www.env.go.jp/jishin/monitor110321.pdf
http://www.kantei.go.jp/saigai/monitoring/index.html
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm
▼全国の放射線モニタリング状況(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/

■放射能汚染された食品の取り扱いについて
食安発0317第3号
平成23年3月17日
厚生労働省医薬食品局食品安全部長
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf

Syoku
上表の注)は乳児用関する記述
「放射能汚染された食品の取り扱いについて」より

■東北地方太平洋沖地震の原子力発電所への影響と食品の安全性について(第8報)
http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/emerg_genshiro_20110316.pdf

【関連資料】
▼原子力施設等の防災対策について
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/59-15.pdf
▼放射能汚染された食品の取り扱いについて
(福島原子力発電所事故関連)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html
▼緊急時における食品の放射能測定マニュアル
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
▼飲食物摂取制限 (09-03-03-06)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-03-06
▼年摂取限度(ALI) (09-04-02-14)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-04-02-14

【計算メモ】#####
(用語の使い方や手順に誤りがある可能性あり.あくまで,災害情報整理の履歴としてのメモです)
■ホウレンソウの放射性ヨウ素暫定基準値使った計算の例
1) 1束約100円で購入,約300g(料理用はかりを使用.冷蔵庫野菜室に1日保存したもの)
2) 放射性ヨウ素の厚労省の暫定基準値(2000Bq/kg)
3) 1束(12本の茎を束ねたもの)当たり2000Bq/kg×0.3kg=600Bqとみなす
4) 1日に1束の1/5を食べると仮定:600/5=120Bq/日を摂取すると計算される.
5) 実効線量係数=2.2*10^(-5)(mSv/Bq)   実効線量係数は下記のWEBより
【http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/11.html 
経口摂取した場合の実効線量係数(ヨウ化メチル以外の化合物、ミリシーベルト/ベクレル)2.2×10-5】
6) 預託実効線量=120Bq/日)×2.2*10^(-5)(mSv/Bq)=0.00264(mSv/日)
7) 1年間での値は6)の値に,ホウレンソウを食べる年間の日数を掛ける.
365日とすると,0.9636(mSv/年)となる.
8) 市場希釈係数,調理による減少係数は1とした.

※10^(-5)は10のマイナス5乗を意味する

■原子力安全委員会が定めた飲食物制限に関する指標値の計算例
(参考1)原子力安全委員会が定めた飲食物制限に関する指標値より
1日に水道水を2L飲むとする.
▼放射性ヨウ素(飲料水) 300Bq(ベクレル)/kg
300(Bq/kg)×2(kg/日)×2.2*10^(-5)(mSv/Bq)=0.0132(mSv/日)
300(Bq/kg)×2(kg/日)×365×2.2*10^(-5)(mSv/Bq)=4.818(mSv/年)

▼放射性セシウム(飲料水) 200Bq/kg
200(Bq/kg)×2(kg/日)×1.3*10^(-5)(mSv/Bq)=0.0052(mSv/日)
200(Bq/kg)×2(kg/日)×365×1.3*10^(-5)(mSv/Bq)=1.898(mSv/年)

再掲載:(参考2)「飲食物摂取制限に関する指標」の考え方
原子力安全委員会により、ICRPが勧告した放射線防護の基準(放射線セシウムは実効線量5ミリシーベルト/年、放射線ヨウ素は実効線量50ミリシーベルト/年)を基に、我が国の食品の摂取量等を考慮して食品のカテゴリー毎(飲料水、食品等)に定められている。

●原発事故の早い収束を願う.Pray for Japan   http://www.prayforjapan.jp/
●内閣府の食品安全委員会は、新たな基準値の策定に向けた議論を進めている.
新基準値がまたれる.
●不安に駆られる人々の心の落ち着きをとりもせる日が早く来ることをお祈りいたします.
【計算メモ 終わり】#####

◆【ひとりごと11.03.26】
・ラジオを聞くことが多くなった.NHK第一放送午後4時台に,
アンパンマンの曲が何回もながれていた.おもわず涙.
心のちから(レインブック)はじめて耳にした.
・仙台のTさん・ご家族の皆様,被災地の方々へ.こころから応援しています.

■積算線量結果プレス発表資料(文部科学省ホームページより)
・福島第1及び第2原子力発電所周辺の簡易型線量計を用いた固定測定点における集積線量の測定結果
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304002.htm

  線量の積算量が気になっていたところ,「福島第一原子力電所の20Km以遠の積算線量結果について」報道発表資料が公表された.継続的に公表されると思う.
測定エリア【31】では3月23日11時43分から開始(表の設置日時)されていると思われる.
積算数値の欄の()内の値は積算値を測定時間で割った値でとなっている.単位時間当たりの値である.

以下,プレス発表資料を掲載させて頂きました.

H230325_3

 

H230326_1_2

▼平成23年3月29日10時00分現在までのデータによるグラフ

Prayforfukusha110329

▼平成23年4月10日10時00分現在のデータによるグラフ

Prayforfukushah230410

測定箇所(pt番号)は,測定結果のWEBに記載されている(たとえば下記).
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/31/1304004_3110.pdf
▼11.04.10 午後2時46分 災害から一ヶ月.
黙とうを捧げました.
【31】【32】【33】【34】【71】【79】は3月23日11時43分から3月23日14時09分からの計測になっています.つまり約17日間での積算線量を示していると思われます.
以下の図(福島第一原子力発電所モニタリングカーによる計測状況)のように3月14日~3月16日の間に高い線量が計測されていることから,事故当初からの積算線量は上図よりも高い可能性が考えられる.

■ソースコード例(平成23年3月28日10時00分現在までのデータによる)
「tgpack110328.RData」をダウンロード
●データファイル
「radidata.zip」をダウンロード
平成23年3月28日10時00分現在までのデータ

#####
rm(list=ls(all=TRUE))#ワークスペース上の全てのオブジェクトを消去する
setwd("C:/rwork")
load("ketpic101207.RData")
load("tgpack110328.RData")
####
zu_list<- list()#Global変数 データファイルのリスト

Fukushima110311<- function(data_file){
  Rdata<- Readtextdata(data_file,"Cna=TRUE")
  n<- nrow(Rdata)
  keikajikan<- c()
  for (i in 1 : n){
    tmp<-  Rdata[i,2]
    sp<- unlist(strsplit(as.character(tmp),"\\:"))#unlist(strsplit(as.character(tmp),"\\."))
    sp<- as.numeric(sp)
    keikajikan<- c(keikajikan,sp[1]+sp[2]/60)#時分を時間に変換
  }
  keikajikan<- as.matrix(keikajikan)#keikajikan/24にすると経過日数となる
  G<- cbind(keikajikan,Rdata[,3])#経過時間と積算線量の行列
  zu_list<<- c(zu_list,list(G))#データファイルの入力
}

df<- c("sekisan_pt31.txt","sekisan_pt32.txt","sekisan_pt33.txt",
"sekisan_pt34.txt","sekisan_pt79.txt","sekisan_pt7.txt",
"sekisan_pt71.txt","sekisan_pt1.txt","sekisan_pt15.txt","sekisan_pt84.txt")

for (i in 1:length(df)){#データ入力
  Fukushima110311(df[i])
}

x1<- 15
x2<- 110
y1<- 0
y2<- 5500
sc<- 0.012#sc<- 0.01
Setwindow(c(x1,x2),c(y1,y2))#Setwindow(c(15,90),c(0,5000))
Setscaling(sc)
WindispT()

G_num<- length(zu_list)#データファイルの数
col<- terrain.colors(12)
for (j in 1:G_num){
  WindispT( zu_list[[j]],color=col[j],new=TRUE)#線の表示
  pnum<- nrow(zu_list[[j]])
  for (i in 1:pnum){
    WindispT(zu_list[[j]][i,],color=col[j],new=TRUE,cex=1)#プロット点の表示
  }
}

Label<- c("pt31","pt32","pt33","pt34","pt79","pt7","pt71","pt1","pt15","pt84")
for (j in 1:G_num){
  pnum<- nrow(zu_list[[j]])
  Puttext( c(zu_list[[j]][pnum,1],zu_list[[j]][pnum,2]*sc),Label[j],pos=4,cex=0.8,col=col[j])
}
Puttext( c(x1,-7),"福島第一原子力電所の20Km以遠の積算線量(文部科学省HP資料から作成)",pos=4,cex=0.8)
Puttext( c(x1,(y2-y1)/1.5*sc),"μSv",pos=4,cex=1.1)
Puttext( c((x2-x1)/2,-3),"経過時間(hr)",pos=4,cex=1.1)
Puttext(c(x2,-4),"11.03.27 K.takahashi",pos=2,cex=0.8)

■「福島第一原子力発電所モニタリングカーによる計測状況」による
風向とγ線(μSv/h)の描画
http://www.tepco.co.jp/nu/monitoring/index-j.html
のデータを活用させていただきました.

KETpicではこのような図を描く関数が用意されている.
環境コミュニケーションの道具として役立ててみよう.
http://ketpic.com/    で入手できます.
参考書:
CASTEX応用研究会編,KETpicで楽々TEXグラフ,イーテキスト研究所,2011.3.4

▼計測場所:正門
2011年3月14日午後9時25分~午後11時55分

【矢印方向の意味】
16方位により描かれている.

上向きの矢印:北に向かって吹いていることを示す.
下向きの矢印:南に向かって吹いていることを示す.
右向きの矢印:東に向かって吹いていることを示す.
左向きの矢印:西に向かって吹いていることを示す.

Wind110314b

Wind_conc110314b

▼計測場所:正門
2011年3月15日午前3時20分~3月15日午後1時30分

Wind110315am3h20mseimon_2

Wind_conc110315am3h20mseimon


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